はと/5月4日

みなさん、こんばんは。
きょうは、GW2日目の5月4日に登った傾山(かたむきやま)を紹介します。
大分県と宮崎県の県境にあり、標高1602mですから、石鎚の1982mよりだいぶ低いし、大山が1711mで、広島県の県北の山々が1200m台なので、高さの雰囲気は大体分かってもらえるでしょう。
がー、登るのはきついきつい、したがって下るのもきついきつい、下っても下っても下に着かない、という感じです。
上り口の九折(つづらおれ)登山口の標高が350mですから、1250mほど重力に逆らって上昇しなければなりません。1.25kmの高度差を上がって下りるのですよ。上に避難小屋はありますが、次へ登らないといけないので、身軽にして日帰りです。
①まず取り付きからの急坂を登っていくと、観音滝が見えます。落差は70mだったかな。1本の細い滝が1枚岩の表面を滑るように落ちています。


②その観音滝の落ち口はここです。疲れていたので勇気も出なくて、先端から見下ろす元気はありませんでした。今度来るときは、よく寝ておいて見下ろすことにするかー。


③ひーこらひーこら言いながら、ブログ上では一気に尾根に出ました。三つ尾という尾根上の分岐点です。新緑を噴出した木々がじゃわめいていますねー。


④本当に木々がじゃわめいています。東北岩手県のふんいき。宮沢賢治の世界にいるような気がします。


⑤尾根を上下行しながら先へ進んでいますと、出ましたねー、あけぼのつつじです。これこれこれ、これに会いたかったのよねー。若さいっぱいのとっても美人のツツジです。


⑥傾山は険しい山です。いくつもの岩峰でできています。谷側は侵食されて切り立った崖になっていて、けっこうこわい。まあ、そういうところに立たないと山男ではないのでね。


⑦絶壁から空中へ身を乗り出して咲き誇る勇敢なあけぼのつつじです。


⑧これまたとびきり美人のあけぼのつつじ。浮世絵の見返り美人をちょっと思った。


⑨でも、私はこのような一見雑多な感じのする写真、絵が好きです。何よりも生き生きとしている。そして見ていて飽きないのです。よくある風景、でもつい見過ごしてしまいがち。でも、おいら、きりっと切り取りました。


⑩あけぼのつつじって、笑ってますよねー。ほーら、これをよく見てください。あけぼのつつじは、愛媛県の1200m以上の高山にはどこにもあります。石鎚山系はむろんのこと、新居浜の上の赤石山系も有名です。さらに、南予の宇和島付近の山にもあります。そして、ヨッチンさんのふるさと、かつての御荘町の篠山(ささやま)もあけぼのつつじで大変有名です。山頂全部があけぼのつつじで、あきれ返ってしまうくらいです。ただ、ちょっと登らないと見ることができませんね。


⑪今登っているのは、通称、坊主尾根といいます。坊主と言われる大きな岩峰を二つ越さないといけません。さて、あと1つ五葉塚という峰を越えて、傾山本峰に到着です。これは、このコースを辿る人が必ずくぐる馬酔木(あせび)のトンネルです。


⑫着いた着いた着いたっちー。山頂を越えて少し先に行くとすばらしく見晴らしのいい岩があるんです。その上でVサインじゃ。この岩の形をよーく覚えておいて下さい。あと何度か出てきます。


⑬右側が二つ坊主のピークです。あそこを越えてやって来ましたぞい。ずっと向こうに見えるのが、上畑(うわはた)の集落です。登山口ではありません。登山口の入り口と言ったらいいかな。九州の山奥の森林の中を縫うように走っている細い細い暗い暗い県道(昼間でもライトを点けて対向車に知らせながら走る)に沿った集落です。初めてその集落に来たとき、そこから傾山がよく見えました。畑にいたおばさんと話をしました。その人は、外から上畑にお嫁に来たのです。「わたしはここがどんなところが知らずに嫁に来たんです。結婚してはじめてこの村に入ったとき、傾山が目に入って、ああー、山が倒れる、と思うたもんでした。」そう、その通り、ここから見ると山が上から倒れるぐらい、集落の上におおいかぶさって見えます。傾山の名前の由来ですね。


⑭ここが山頂です。にぎわっていますね。シャッターを押してくれた若者と仲良くなって、彼の話をいろいろと聞いてあげました。私は話好きな人間ではないのですが、山ではよく話し掛けられます。彼は、巻き寿司を1本くれましたが、あまりに多すぎるので半分ほどもらって食べました。


⑮下山は、九折コースを取ります。ここは後傾山(うしろかたむきやま)です。さっきのというか、目の前のが本傾(ほんかたむき)で山頂の登山者が見えますね。ちなみに前傾(まえかたむき)もあります。


⑯ずっと奥の右側のピラミダルな形の山が、明日登る予定の祖母山(そぼさん)です。実は、このまま目の前の尾根を延々と歩いて縦走して行けるのですが、日数が足らないので一度下まで下りて移動して、また登ります。縦走できるのは、退職した後でしょうね…。


⑰これは、あけぼのつつじではありません。ふつうのツツジ、三つ葉つつじです。ちょっと色が濃い。


⑱だいぶ下りました。でも長い尾根道です。千間尾根という名前だったかなあ。本傾を見上げることができます。さあ、私はどこにいたのでしょうか。


⑲長い尾根道を下ってやっとたどり着いた九折越えの広場です。近くになかなか立派な避難小屋あります。そこの板の間に寝転んで休憩しました。広場から、傾山の二つのピークがよく見えます。ここから、これまた長くて急な坂道をどんどこどんどこと果てしなく下って行きます。


⑳これが「ほしこが」のレストランです。一人前のすき焼きの量の多さには閉口しました。たっぷりの牛肉はたいへんおいしかったですけどね。ごはんはほとんど食べられませんでした。泊り客は少なくて、ちょっと閑散。


(21)「ほしこが」の外見です。ねー、きれいでロマンチックでしょう?泊まってみたくなるでしょう?完全木造建築です。この山奥にあるのは、これともう一軒の民宿だけです。さて、その夜、ほしこがの支配人の予見が的中し、夜明け前に雨が降りました。これで、明日は祖母山に登ることができるでしょう。雨の予報でしたが、早めに雨が通り過ぎたのです。


では、また今晩、5日の祖母山をアップしますね。山ばかりでごめんなさい。あ、そうそう、おいらは今日今から石鎚に向けて出発するんだ。ここもちょうどアケボノツツジが満開でしょう。



2008年05月18日 Posted byPoppo at 02:35 │Comments(2)

この記事へのコメント
ポッポさん、皆様、こんにちは。
九州の新緑、ちょっと、懐かしい気がします。あけぼのつつじ、さくらのような、コスモスのような、かわいい花ですね!きっと写真の何倍もきれいなのでしょうね?!

私の方は、愛媛に引っ越してから、荷物整理、姪っ子のカフェ開店準備の手伝い、自動車教習所通い・・・とあっという間に3週間が経ってしまいました。まだ、落ち着きませんが、居所がなくフワフワした感じは少し和らいできたようです。パソコンもはロバイダーを解約したので使うのに不自由してますが、チェックだけはしてますので、ポッポさん、更新頑張って下さいね。
17日土に友達と坊ちゃん劇場「龍馬!」に行ってきました。ポッポさんやファブさんが感想を書いてくださったので、狸ほど期待してなかったのですが、友達と二人で「良かった~!」でした。筋もわかり易く、おもしろい。演技も皆さん上手。歌はソロも合唱も良かった。何といっても、小原節、よさこい節、ええじゃないか節?の所は、さすがわらび座でした。
途中、龍馬のタップダンスは龍馬の先取性が感じられ、ゆえさんのお
竜さんのフラメンコは心がこもっていて、友達と二人で涙を流しました。公演後、せっかくなので加藤さんに「トミさんの後輩です!良かったです!」と伝え、いっしょに写真を撮ってもらったのですが携帯写真だったので写りがちょっと残念!でした。これからが楽しみです!知り合いに宣伝しようと、友達と言い合いました。

ポッポさんに私がいかに浦島太郎状態か・・・教えられました!先日の「がんばっていきまっしょい!」のロケ地鴨池海岸はポッポさんので正解でした!7年前位までは、瀬戸内のひなびた海岸だったのですが、今は映画のロケ地、夕日の綺麗な海岸、海水浴場として、トイレ、シャワー、駐車場が整備されたおしゃれな公園となってました!!!失礼しました。これからもこんなことが、度々、ありそうです。
Posted by ケシコ at 2008年05月18日 18:43
ケシコ、こんにちは。
何より驚いたのは、ケシコの自動車教習所通いでありまする。
きっと、ケシコを知る人はみな、ええー!状態でありましょう。
しかし、ここにケシコの並々ならぬ決心と勇気とそして希望を見ることができます。
人生をやり直す第一歩か第二歩か、ぜひともしっかりと歩み出すことを願っています。

「龍馬!」は、二回目はなかなかのものだと思いましたよ。そうそう、確かにストーリーは分かりやすくありがちな話です。ミュージカルというより劇を見ている感じですね。
それから、ゆえちゃんのフラメンコはいいよねー。ぎこちなくちぐはぐで、遠くを見つめている、あの踊り。龍馬に言われた、このフラメンコを踊ることで、龍馬とつながっていられるという切ない気持ちが、しっかりと踊りの中に出ていますよね。あの深さは見ごたえがあります。

ロケ地は確認に行ったのですね。良かった良かった。ロケがあったために、あのように変えられてしまったのでしょう。残念なことに、今ではそこに行っても、映画の中のシーンは思い浮かべるすべはありません。皮肉なものですね。

きのうは、疲れて更新せずでした。今晩はやる気ではありますが、仕事もあるしねー。
Posted by Poppo at 2008年05月19日 23:16
認証文字を入力してください